こんにちは。HANAです。
今回は,虫歯予防に関してのお話をします。
皆さんは,虫歯になったことはありますか?
少しでも解決に役立てる内容だと思いますので,
是非とも,虫歯予防の内容を見てみてください。
<虫歯予防 日頃の食生活と歯磨きのコツは>
まず,虫歯にならない為には歯磨きという考えがあるのですが,
歯ブラシでこするだけでは,虫歯の予防効果はないです。
虫歯の部分は,歯ブラシの毛先が届かないことが多いです。
虫歯の部分は,奥歯の噛み合わせの溝の中と,歯と歯の間です。
また,1度 虫歯を削って材料を詰めた場合,
詰めた素材と歯の境目も,歯ブラシの毛先が届かず,
新たにむし歯になりやすい箇所です。
歯ブラシによる物理的な歯垢除去によるものではなく,
フッ素を塗ることで,効果が表れていくのです。
最も効果的な虫歯の予防法は,フッ素を使うことです。
フッ素には,歯から唾液中に溶け出したカルシウムやリンを
元の歯に戻す再石灰化作用という効果があります。
口の中の細菌の増殖を抑える作用や,エナメル質に働いて
酸に溶けにくくさせる作用もあります。
歯ブラシは,歯垢を落とすのではなく,フッ素を塗る道具です。
このことは,世界保健機関の本にも明記されております。
<虫歯予防 もし歯に症状が出てしまったら>
まずは,歯医者に行きましょう。
虫歯にはレベルがあり,C0~C4があり,数字が大きくなるにつれて
症状は重いものになっていきます。
C0は,歯の見た目に変化は殆どなく,黒くなっていません。
この段階は,虫歯の初期状態にあります。C0では,
虫歯の細菌が出している酸によって,脱灰が進んで,歯に穴が開きます。
進行阻止には再石灰化が重要です。
歯を溶かす脱灰と歯を修復する再石灰化の均衡が保たれる為,
虫歯にならない状態が作られます。
唾液やフッ素には,再石灰化の効果があります。
普段から唾液をよく出し,フッ素入りの歯磨き粉などを使いましょう。
C1は,エナメル質が虫歯になってしまった状態です。
痛みは殆ど感じない為,治療中も麻酔が使われることは殆ど無いです。
C1の状態は,虫歯になった部分を削って詰め物をする治療になります。
C2は,象牙質まで虫歯が進行した状態で冷たいものを食べると歯がしみます。
つまり,自覚症状が出てくるため,虫歯に気がつく人も多くなってきます。
虫歯の部分を削って,詰め物をする治療です。
虫歯が進行して象牙質を突破し,神経まで進行した場合を,C3と言います。
神経には血管なども通っている為,虫歯が起こると神経全体が悪くなります。
その為,神経を抜かざるを得ないのです。
C3まで虫歯が進行すると,神経を抜き被せ物をする必要があります。
神経を抜いてしまうと,その歯自体が脆くなります。
虫歯の進行の最終着地点が,C4です。
ここまで行くと,歯の根っこの部分まで虫歯に犯されてしまいます。
この状態で放置しておくと,歯茎や他の歯にまで悪影響を与えてしまいます。
その為,虫歯の最終治療である抜歯をすることになります。
<虫歯予防 他の病気との関係はどんな感じ>
虫歯によって死ぬ確率はゼロではないです。
しかし,虫歯を放置すれば脳梗塞や心筋梗塞になる可能性があり,
いずれも命に関わる病気です。
虫歯がお口だけではなく身体全体にも影響を与えるのは事実です。
虫歯は歯の病気だからといって放置するのではなく,
一つの病気と考えてできる限り早めに治療するのが良いです。
<虫歯予防 まとめ>
虫歯予防には,歯磨きは勿論,フッ素が必須条件です。
もし症状が出てしまったら,歯科医師に診て貰いましょう。
また,歯は人間の命にとって,とても重要な要素なので,
日々,きちんと自分で細かくメンテナンスしていきましょう。